『予習』を大事にするレッスンの秘密
予習するってどういうこと?
例えば、
英語は予習が特に大事な教科です✏️
新しい単元に入る前に
新出単語の意味を辞書で調べておき、
さらに文章をどう訳すかをあらかじめ考えて授業に臨みます。
先に自分で調べ、考えてから授業に臨むと理解度があがるばかりか記憶にも残りやすいです📚
数学でも同じように、
新しい単元に入る前に
家で自分なりに教科書を見ながら解いてみて、
それから授業を受けると
自分の解き方が合っていたか確認できます。
予習の段階で分からなければ授業で質問したり
答え合わせできます。
英語と同じように授業の内容がよくわかって頭に残りやすい😀
予習していなくても
授業は受けられるのですが、
予習をすることで
自ら考える力が身に付き、
授業内容の理解度がより高まる
と思うんです‼️
ピアノで『予習』ってどうやるの?
つまり『予習』は授業(レッスン)を
より良い内容にするため、
意味のあるものにするため、
理解をより深めるためにやることだよねってことです🧐♫
これを音楽(ピアノ)に置き換えるとどうでしょう❓
新しい曲を弾く時は…
作曲家や時代背景、曲が生まれた経緯を調べる
曲の調性、繰り返しや転調など
全体の構成を把握する
曲中に出てくる音楽用語・速度表記を調べる
必要なら指番号を書き込む
などなど、自分でできることはレッスン前にやっておくということです☝️
その曲を弾くための予備知識が先にあると
先生が一から十まで説明する必要がないので、
大切なことに要点を絞ったレッスンが出来ます♡
レッスンの内容が濃くなるばかりか、
結果的に譜読みも早くなり
曲の完成度も高くなります♫
小さい頃から『予習の練習』!!
とはいえ、
ピアノを習いたての小さなお子さんに
「予習してきてね」
と、いきなり言ってもできません🥺
小さなお子さんが目指すところは、
『自分ひとりで予習が出来る様になること』
です✨
そのためには、
新しい曲を渡す時に「次はこの曲やってきて」
と指示するだけでなく、
予習が出来る子になる為のレッスンをします‼️
新しい曲は、
何拍子で、♯♭の数いくつ?
何調?メジャー?マイナー?
どんな構成の曲?
1番の盛り上がりはどこ?
どこをどう気をつけて練習してきたらいい?
などなど
曲を読み取るためのヒントを渡します。
毎回毎回やることで
楽譜から何を読み取ればいいのか分かってきます★
先生が新しい曲を渡す時は、
「この生徒さんにはこんな力を付けて欲しいから、
こういう練習が出来る曲にしよう」
と思っています。
だからそのポイントを先に伝えます😙
先生の意図が明確に伝わります。
小さい頃から何度も繰り返すうちに
曲の読み取り方、大切なポイントが分かってきます。
予習をすると、上達が早い!?
自分でやる予習と、私がレッスンの中で行う予習。
どちらもしっかりやってあると、
生徒さんが練習してくる曲がいいテンポで合格していきます😘
何故かというと、
間違った練習をしてこないので
レッスンで直す箇所が少ないんです‼️
新しい要素を練習させるのに、
そのポイントを全く伝えずに曲を渡すと
間違ったやり方で一週間練習してしまうかもしれません。
するとやってきた練習が無駄になってしまうし、
我流の変な癖が付いてしまう可能性があります🥺
間違った音や指番号で何度も弾いたり、
変な弾き方が身に付いてしまうと
それを直すのは時間も労力もかかります。
『予習』で、どんどん上達する秘密★
今度は予習の練習をしている様子をご紹介します✨
「次はこの曲やろうね❗️
『三連符』っていうのが出てくるよ。
この「3」の数字は指番号ではなくて、3つの塊を一つのようにこうやって弾くってことなの。
3つのうち最初の音を少ししっかり弾いてあとは軽く添えるように。少しだけ手首を回転させると弾きやすいよ。
試しにちょっと弾いてごらん。
…そうそうそんな感じ。
上手〜!もう弾けちゃった!すごい!
そう、その練習を1週間やってきて❤️」
こんな感じで
その場ですぐ弾けてしまう場合もありますが☝️
新しく出てきたテクニックの正しい弾き方、
練習方法や曲のポイントを譜読みする前に伝えて、
それを練習してきてもらうんです。
これなら
分からない部分をわからないまま
何もしないで一週間過ごすこともありませんし、
本人も練習の仕方が合っているか間違っているのか
不安になることもないでしょう😉
予習はつまり
・自分で楽譜を読み取る力が付く
・正しい奏法を効率よく定着させる
こんな効果があります‼️
そうするとレッスンで直す箇所が少なく、
効率よくどんどん上達していくんです☺️
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